ハムスターと歩む人生は 薔薇色 瑠璃色 きなこ色


by hamstershouse
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カテゴリ:夕凪( 58 )

いつかまた

老ハム揃いのわが家で、いちばんに逝く可能性が高いと思っていたのは、実は夕凪だった。彼女は子宮蓄膿症を患っていて、出血と排膿が少しずつみられ、脱毛傾向もあった。

太っている分底力があったせいか、若いときはそれでも頑張れたけれど、徐々に体重が落ち始めていて、生きる力が目減りしていっているのはわかったけれど、ハムスターの手術ができるだけの獣医が近所にいず、仮に腕の良い先生がいたところで、もう高齢の夕凪に負担をかけたくはなかった。

夕凪自身に問えれば、彼女の思うようにしてあげただろう。だか、夕凪は人語を解さず、意志を表現することはできない。

「わたしが夕凪の立場だったら、生還できるかどうかもわからないのに、信用できない先生の手にかかって痛い目に遭いたくない。残るハム生を少しでも長く楽しく美味しく過ごしたいと思うだろう」という飼い主のエゴと思いこみで、彼女のハム生を決めてしまうしかなかった。

ゴージャスが亡くなる前の日、夕凪の体も少しひやりとした感触がしたことを思い出した。だから、今日の掃除のとき、寝ている夕凪をわたしの胸に入れ、体温をうつすつもりで温めた。夕凪はしばらく寝呆けていたが、迷惑そうな顔をしてはい出してきた。

「今日のごはんはなに?」いつものように散歩なんかに興味を示さず、真っ先に餌を探す姿を、目を細めながら眺めていた。「今日はね、ブロッコリーが美味しいですよ、お嬢さん!」と声をかける前に、夕凪のほっぺたにはもう美味が詰め込まれつつあった。

「部屋の温度が下がるから、巣材を多くする他に、もうちょっと暖かくする方法ないかなあ。ええと…」と、快力ハムスターをさらに1ペア追加しようと探しにいき、戻ってきたときには、夕凪はその場でぱったり倒れていた。

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あわてて夕凪を手にのせた。虫の息だった。「ひさしぶりに今日はたっぷりハムスターの姿を撮るぞ!」とスタンバイしたデジカメのシャッターを無意識のうちに切っていたのだろう。この写真はいつ撮ったかも覚えていない。「これが生きてる最後の姿かもしれない」と、そのときのわたしは無意識に判断していたのだろうか。

間けつ的に浅い呼吸をする夕凪に、わたしはもうなにもできることはなかった。せめて体を温めようと、夕凪の体をわたしの胸に抱えはしたが、気休めだというのはわかっていた。ほどなく夕凪は完全に脱力し、彼女の魂は体を離れたことを知った。

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昨日ゴージャスにもたせたプチトマトと同じ株に、真っ赤に熟れたプチトマトがもうひとつあった。これを夕凪に持たせた。「神様がふたりのハムスターのお土産にって事前に用意していたのかしら」なんて思うと、命の理を知る術のないわが身が悲しくなった。

夕凪もピスさんの形見の七穀フレークを喜んで食べていたっけ、と思い、たっぷりと持たせてあげた。わが家で採れたしょぼいひまわりの種もざらざらと持たせた。天国の先輩ハムスターたちに分けてね、とはいったものの、三途の川を渡りながら、夕凪はひとりで食べちゃうかもしれない。

昨日ゴージャスを葬った隣に、夕凪を埋めた。道連れがいれば、冥土の旅もまた楽しいかもしれない。だが、見送るわたしは寂しさを埋めようもない。

いままでさんざん「ブサイク」だの「美人とはほど遠い」だのとからかってきた夕凪だけれど、遺体をみると、本当は美ハムさんだったんだって気付いた。食にとらわれている彼女の様子がコミカルだから、美ハムってのが見えにくかっただけなんだよな。

「でぶぅ」なんて失礼なあだ名をつけたこともある夕凪は、小さくなって土に還った。でもそれでも決して痩せているというハムスターではなくって、170gは越えているプチ巨ハムっちだった。

ごはんを口にしたとたんにこときれるなんて、実に夕凪らしい最期だった。1歳11ヶ月になる前日、夕凪は天に還っていった。

「今度はもっと丈夫な体を神様にもらっておいで。待ってるよ」と夕凪に言ったけれど、もしも夕凪が次に生まれ変わるときに弱ければ、弱いままでもまたうちに来ればいい。わたしたちのできる範囲だったら、なんだってしてあげる。

新築の壁に大穴をあけてくれた夕凪は、わたしの胸にぽっかりと穴をあけて逝ってしまった。
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by hamstershouse | 2006-10-31 23:00 | 夕凪

たそがれ

何の変哲もない夕凪の食事風景。

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ごはんをいっぱい与えても、出血と排膿のある夕凪は、加齢も伴って少しずつしぼんでいく。
まるで子ハムに戻っていくかのようだ。

長毛ハムスターは短毛種に比べて、管理が難しい。病気もしやすく、デリケートだ。
だから夕凪には快力ハムスターだって奮発して3枚も使っている。

キングサイズだった夕凪のために飼ったサイレントホイール21は、ついに使われないまま撤収された。高い買い物だったのだから、一度くらいは使って欲しかったけれど、1歳10ヶ月という高齢の彼女が、今から走るのに目覚める可能性はないと見て良いだろうと判断した。ならば回し車は外し、ケージを広くつかわせたほうがいい。

夕凪だけには特別に、巣材を少し増やしておく。長毛って暑さに弱いのは容易に想像できるが、実は寒さにも弱い。

そろそろ夕凪だけには、先に床暖房をいれちゃおうかなあと考えているところだったりする。
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by hamstershouse | 2006-10-20 06:26 | 夕凪

根性の突入

体重があるせいか、他のゴールデンのように縦横無尽には動き回れない夕凪さん。
女の子だからおしりが重たいのはしょうがないのよね。

椅子の上だのゴミ箱の中だのというあぶなかしいところには行かない(というか行けないというか)夕凪さんなんだけど、いつの間にかこんなところに入ってました。

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わたしはふだん給水器や食器を洗うために運搬する容器として、キャリーを使っています。これだと一度にたくさん運べるし、落ちないし。滅多に使うものじゃないから、普段はこんなふうに使っているというわけなのです。

で、食器にはごはんの匂いが染みついてるもんだから、おいしそうなにおいにつられて、夕凪が入り込んでしまっていました。

他の場所にはいけなくても、ごはんのことになると目の色がかわるんだからすごいです。重いオシリもなんのその!

でもね、そこにはキミの望むごはんは、もうないんだよ…。
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by hamstershouse | 2006-10-12 17:33 | 夕凪

自家製ヒマ種

せっかく庭があるのだから…と、今年はひまわりの栽培に挑戦してみました。

種で3個もらったのを植えたのとは別に、亭主殿の友人宅でそだった苗を数本いただいて、この夏は立派なヒマワリが咲きました。

ヒマワリは背が高くなるために、強風で倒れてぐっちょり逝ってしまったり、また結実を見ずに枯れていった弱い個体もあったため、最終的に種が取れたのは6本でした。

天日で干して乾燥して2週間、今日はよい天気ということもあり、ひまわりの種を選別することにしました。

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こんなかんじで種ができています

ゴミを選別し、中身の入っている種を、ちまちまとハムスターのひまたね用タッパーに入れていきます。

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やっとこれだけ選別できた…でも先が長すぎ

午前中いっぱい使ってやっと小さなタッパー半分の種が採れました。
でも、もう肩もばりばり、目も痛い。
うんざりしているわたしに、亭主殿がひと言。
「選別ならハムスターに任せた方が早いって!やつら触っただけで中身の有無までわかるんだよ?」

そういやハムスターの方が種選別にかけては、エキスパートなのでした。
早く気づけよ>自分
orz

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奥)選別前のひまたね 手前)人間が選別した種

とりあえず、選別した種は明日からハムスターにしばらく食べてもらうことにして、未選別の種はこれが終了後にハムスターに自力で選くって食べていただこうと思います。

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最近体重がじりじりと減ってきて、とうとう190g台になってしまった激ヤセ夕凪さん。
ピーク時には1/4kgもあったのだから、たいした痩せようです…けど今でも痩せてる部類にゃ入りませんけどね。

もう老齢になりましたし、自然が夕凪をヤセさせる方向に導いていくお年頃というわけなので、ダイエットもしません。病気をコントロールしつつも1歳10ヶ月まで生きたのだから、好きなものを食べて余生を楽しんでいただく方針です。

若い頃はひまわりの種の供給を停止していた頃もあったけれど、これからは好きなだけ(といっても度は越さない程度だけどね)食べさせてあげます。

多めにひまたね入れておくから、そのかわり元気なうちは、自分で種を上手に選別しておくれよ~。もし夕凪さんが野生に育っていたのなら、そのくらいの手間は費やしてごはんにありついていたのだろうから、このくらいは働いておくれ!
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by hamstershouse | 2006-10-09 19:01 | 夕凪

ハム玉

b0016983_6184558.jpgおさんぽに出て行き、部屋のすみっこでくつろいでいる夕凪。

長毛(というか女の子のせいか中毛というかんじ)のせいか、もともとぽわぽわしているのですけれど、200gオーバーという恰幅の良さも手伝って、座っている背中を見るとハムスターってことがわからなくなってしまっています。

毛の生えたボールというかなんというか…。

まあわたしゃ飼い主ですから、こんな背中にも愛らしさをおぼえるわけですけれども、この画像だけ見ても、特にハム飼ったことのない人だと、なにがなんだかわからんでしょうな~。
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by hamstershouse | 2006-09-17 06:21 | 夕凪
b0016983_22132880.jpgピーク時は1/4kgだったとゆ~巨大ゴールデン夕凪。

一般的なゴールデン用のサイレントホイールでは小さく狭苦しそうでした。

いつもの餌CR-LPF小粒を通販で購入するついでに、新発売のでっかいサイレントホイールを買ってあげることに。

「体重が220g(目安)を超える生体には、使用しないでください。 」という注意書きが気になるものの、最近やせ気味(痩せてるうちには入らないけれど)の夕凪は210gだから、余裕で一応使えるよね!

到着した荷物を、さっそく箱から取り出してみます。

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サイレントホイール21ってこんなかんじ


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サイレントホイール ドワーフ 12cm → 724円
サイレントホイール ゴールデン 17cn → 913円
サイレントホイール 21 21cm → 2,016円
(価格はすべて税込です)

サイレントホイール21、いきなり高くね?
しかしまあ、大事な夕凪さんのためですから、このくらいの出費は我慢いたしましょう。うぐぐ。

b0016983_2216107.jpgせっかくケージにあたらしい回し車を設置したというのに、夕凪さん一顧だにいたしません。

「わたしはごはんの方が大事だも~ん」

ま、人生こんなもんかもしれませんな。
_| ̄|○ トホホ…



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by hamstershouse | 2006-09-13 22:48 | 夕凪

特別食 撃沈

夕凪さんには子宮系のトラブルがあり、時々出血してしまいます。
失った血液分タンパク質を補うべく、夕凪さんのために、テフロンの鍋で油抜き&味のないたまごやきをやいてあげました。

が。

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「なによこれ?そんなもの食べないわよ」と、夕凪さんに怒られてしまいました。

お気に召しませんでしたか、うう、そうですか…。
orz
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by hamstershouse | 2006-09-11 05:25 | 夕凪

秋風の吹く季節に

わが家のハムスター達は、2歳を越えたジャンガリアンのもちらを筆頭に、老ハムへの道を歩み始めました。

早ければ1歳、遅くとも1歳半を過ぎるころからは、ハムスターもいろんな故障がでてきやすくなるお年頃となります。

人間だって30歳過ぎればなにかしら出てくるのが普通だということを考えれば、これもまた生物として自然な姿なのでありましょう。

飼い始めのころは、ハムスターが病気するたびに、「わたしの飼い方が悪かったんだわ」と、どよんと落ち込んでいたものです。

もちろん病気をしたということで、飼い方に悪いところがないか考えてチェックをすることは大事なことです。

しかし、落ち込んだって泣いたって状況は変わらないのです。
それならば落ち込むなんて行為に対してエネルギーをムダ使いせず、クールにつとめて、情報収集と、改善のための努力にすべてつぎ込もう、と思うようになりました。

それに病気自体は歓迎できないけれど、症状が早期に現れることで打つ手もあると思えば、悪いとばかりもいえないのかもしれないのです。

「無病息災」は理想だけれど、「一病息災」つまり小さい病気をコントロールすることで長生きさせられるのなら、それはそれでいいんじゃないかな、と。

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わが家でいちばん新入りの夕凪(ゆうなぎ)も、今月で1歳9ヶ月となります。

長毛種は短毛のハムスターに比べてデリケートであるというご多分にもれず、夕凪もまた子宮関係のトラブル持ちです。

不正出血による消耗を考えると、この子が食い意地はっていて太り気味であるということは、良い要素だったのかと思います。
体に蓄積がある分、ダメージも少なくてすむわけなのですから。

いつ何時どの子にどんなトラブルが出ても、もう不思議じゃありません。
ハムスターをへろへろと溺愛しつつも、頭の片隅では”いざ鎌倉”に備えている今日この頃なのです。
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by hamstershouse | 2006-09-01 10:16 | 夕凪

激やせ!?

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季節的に夏って痩せるからなのかなぁ。
8月に入って激ヤセした夕凪さん。

なんと24gも痩せてしまいました!

といっても245g→221gだから、贅肉の量は減ったにしても、まだまだ巨ハムっちです。

いきなりヤセ過ぎるのもよくないかな~と思いまして、今日は種を多めにあげてみました。
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by hamstershouse | 2006-08-21 15:14 | 夕凪

夕凪の姫君

夕凪(ゆうなぎ)は、”夕方にとどまっている風”という名前にたがわず、極めて温厚な性格のハムスターです。

お散歩に行くのも、遠出はせず、自分のケージのまわりをくるくるすたすた(どすどす?)と廻っている程度。

”そんな散歩で面白いのかなぁ”なんて思うこともあるけれど、出せ出せコールをするくらいだから、本ハム的には楽しみを見いだしているわけなのでしょう。

b0016983_17175367.jpg優しさにあふれ、かつ振る舞いが優美な夕凪をみていると、まるでおひいさまのようだなぁと思うことがしばしばあります。

ところで、お姫様というと、「未婚で家柄の良い美しいお嬢さん」というイメージがありますけれども、まだ日本人がちょんまげをしていた頃の”姫”というのは、未婚既婚に関わらず、城主の娘のことを指したのだそうです。

ということは、齢80の姫も存在したということになるわけですね。


だから、夕凪がたとえブヨンとした体型で、年増であっても、”お姫様”ってのは、言いすぎとも言えないのであります。(いや・・・いいすぎかな・・えへ)
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by hamstershouse | 2006-08-05 17:29 | 夕凪